常務取締役の渡邉でございます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
改めて東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げますと共に、被災されました地域の一日も早い復旧・復興をお祈りしております。弊社も微力ながらできうる限りの取り組みをしてまいる所存でございます。
さて第8回となります「経営状況のご説明」では、弊社の節電への取り組みにつきまして簡単にご説明させていただきます。
弊社は東北電力、東京電力管内に以下のとおり事業所、事務所を有しており、いずれも契約電力500kW未満の「小口需要家」に該当しております。
弊社は6月初旬に、高圧受電している事業所の昨夏の最大需用電力値に対する削減計画を立案し、低圧受電している本社および各営業所では、経済産業省の設定した「オフィスビルのフォーマット」に従って削減計画を以下のとおり作成いたしました。

ここからは弊社の節電への取り組みの概要をご説明いたします。
本社および各営業所では、スーパークールビズの採用によるエアコンの設定温度28℃以上設定、照明用蛍光灯の間引き・消灯およびPCへの節電プログラムの導入、こまめなシャットダウンといった方法で削減を実施してまいります。
一方、工場、研究所等では、上記の施策に加え以下のような方法で電力のピーク削減を計画しております。
○熊谷工場弊社の工場では、冷却装置等稼動開始時に大きな電力を消費する装置以外では、事務所の空調、PC、検査装置が電力消費の主力であるため、稼動時に電力が必要な装置の立ち上げ時間を分散することでピーク電力の分散を図ります。

連続稼動が必要な分析装置等があるため、その他の部分での節電幅を広げる目的で、一部の居室の使用を中止し、人の配置を集中させると共に、建物の窓の面積が大きいことから、ほぼ全ての窓に断熱層のついた反射シートを張り、太陽光による室温の上昇を抑えてエアコンの使用頻度を下げ、効率を上げるようにしております。現時点でエアコンの稼働率は確実に下がっており、今後の効果が十分期待できると考えております。

こちらでは、空調の効率の悪い最上階の4階フロアでのピーク時間帯のエアコン、電灯使用を原則禁止し、4階フロア全体を使用しないこととしました。4階は、会議室と役員室が集中するフロアですが、下層のフロアおよび技術研究所の会議室利用に切り替え対応します。また、3階以下では技術研究所と同様の反射シートを窓に張ってエアコンの節電の効率化を図ります。

テストプラントでは、消費電力の大きい装置の同時稼動を避けるようコントロールしてピーク電力の分散を行います。
弊社では、これらの施策を部分的に実施しており、7月1日からの本実施に向けて準備を整えております。
今夏の節電は、東日本大震災および福島第1原子力発電所の事故による電力供給不足への対応ではありますが、来年も同様の対応が求められると考えております。弊社では、これを電力消費、更にはエネルギー消費のあり方を見直す契機ととらえ継続的な改善に取り組んでまいります。